かぎのない箱―フィンランドのたのしいお話

かぎのない箱―フィンランドのたのしいお話
かぎのない箱―フィンランドのたのしいお話
ボウマン, ビアンコ, 瀬田 貞二, 寺島 竜一
フィンランドのお話が七つのっています。
ジェイムズ・C・ボウマンとマージェリイ・ビアンコの
「あるフィンランドの家からきいたお話」という本の中から、瀬田貞二が
だいすきな物語を選び訳しています。
文章のテンポがよく、詩をよんているみたいに声に出して読みやすい。
言葉がちょっと難しいかな?と思うところもありますが、それがまた
味があっていいのかも。
たとえば「いだてんばしり」とか。
「りくでも海でもはしる船」は、楽しくて幸せな気分を味わえる話。
「三つめのかくればしょ」は、よく昔話にでてくる、開けてはいけない
部屋の話。
不思議な恋の話で、おじいさんに助けられて、幸せになります。
「かじやセッポのよめもらい」は、子供の昔話となっているけど、大人が
読んでもなかなか面白い。
カトリーナとけんかしたセッポは銅で自分のおもいどおりのきれいで、
何でもいうことをきく女をつくった。最初はよろこんでいたが、まもなく
いやになって、海にすてた。
ちえの女神が「じぶんかってに、女をつくってはいけないのですよ。
ヒイシの神のくれたつまと、幸に暮らすことを、まなばなければ
いけないのですよ。」と言うこえをヒッポは聞いた。
ちょっと考えさせられます。
結婚している人も、まだの人も読んだら参考になるかも。

本がすき!&やんちゃなコーギー♪

Posted by angel