ロシアの昔話
内田 莉莎子, タチヤーナ・マブリナ

ロシアの昔話で知っていたのは、「マーシャとくま」「おおきなかぶ」「雪むすめ」を絵本で読んだことがあるくらいだったので、他の話も読んでみたいと思い読みました。
あとがきで「話のおもしろさを堪能できるのはなんといっても魔法昔話でしょう。」と書いてあったとおり「イワン王子とはいいろおおかみ」や「どこかしらんが、そこへ行け、なにかしらんが、それをもってこい!」など、とても魅力的な話でした。
kakaは「牛の子イワン」がお気に入りのようです。
それと、「おおかみと子やぎたち」の話の中で、おおかみがお母さんやぎの歌をまねして歌うのですが、
    おい 子どもたち
    やい 子やぎたち
というところがおもしろかったらしく、大笑いしてました。
さし絵はタチヤーナ・マブリナ、とっても大胆で元気があって、愛嬌のある絵でかわいさもあって愛される絵だと思います。
昔話の雰囲気にもとてもぴったりしています。

本がすき!&やんちゃなコーギー♪

子どもに語る アジアの昔話〈2〉
子どもに語る アジアの昔話〈2〉
松岡 享子

kakaに「子どもに語る アジアの昔話〈2〉」の中にある「白いゾウ」を読んであげた。
kakaはしつこく何回も聞いて、「もう少しで天国に行けるところだったのに、がまんできなくて、ダメにしてしまったいちばん下の女の人」に怒っていた。
ほーんと、そのとおりだね、と思わずうなずいてしまう。
とてもおもしろい話で、天国のゾウのしっぽにつかまって、天国に行く話だから、現実的ではないけれど、日常の中ではこういうことはよくあるような・・・。
人間のすること、昔からあまり変わらないのかな。
秘密をほかの人には決して話さないと約束して、あなただけと言ったのに、たちまち全員知っている、になってしまう。
もう少しで見られるからガマンと言っても、ガマンできないでダメにしてしまう。
笑い話みたいで楽しく語られているけど、奥は深いかも。
「ドシュマンとドゥースト」を読んであげたときは、名前のとおりだね、と言って、とっても納得できたらしい。
何だかうれしそうだった。

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グリムの昔話〈1〉
フェリクス ホフマン, Felix Hoffmann, 大塚 勇三

「グリムの昔話のうちから、フェリクス・ホフマンが101のすぐれた話をえらんで、それにみごとな絵をつけたものです。」
訳者あとがきより
この本は、子どもたちに読んでもらいたいということもありますが、何といっても私自身が欲しかったのです。
ホフマンの絵、絵本のような上質の紙、表紙も布製で、手にもった時ずっしりとしている。
なんだか、ず~っと大切にしたい本。
ホフマンの絵は、どれもステキだけれど、3巻目のいばら姫の絵が私としては一番好き。何となく上品で、王様の愛情を感じます。
福音館の絵本「ねむりひめ」の表紙と同じです。

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日本の昔話1~5

小沢 俊夫, 赤羽 末吉

日本の昔話を、子供と一緒にもう一度、いろいろ読んでみたいと思っていました。
この本は、[画 赤羽 末吉]となっていたので、興味を持ち、見てみたら、やはりとても味のある絵で、カラーのところは特にきれいで、話の雰囲気に合わせて、はっきりした色あい、やわらかい色あいで楽しめますし、日本情緒たっぷりという感じです。
この本の中に「豆と炭とわらの旅」というお話がありますが、グリムにも「わらとすみとそら豆」というお話があります。
そら豆に黒いすじが、なぜ入っているかという話です。
日本の昔話とグリムの昔話に同じ話があるということを知りました。
昔話には、いろいろなタイプのお話がありますが、「おんちょろちょろの穴のぞき」とか「馬の尻に札」などは、まるで落語のような感じのおかしさがあります。
特に「馬の尻に札」は子供たちにも大受けで、大笑いしていました。
ほんっとにおかしいですよ。
きっと思わず吹き出してしまうでしょう。
昔の人のこんなユーモアっていいですね。

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azazに初めて昔話を読んであげるとき、絵もなくテレビのように映像もないので、楽しんでくれるだろうか?と思いましたが、喜んでくれました。
最初に読んだのはグリムの「おいしいおかゆ」というお話でした。
次の3冊は、声に出して読んであげやすい本です。

齋藤 チヨ
この本は齋藤チヨさんという幼稚園の園長先生が、幼稚園で子供たちに何年も話した昔話であり、「この話だけは、子供が小さいうちに、ぜひ聞かせておきたい」と選んだお話しを載せている、とのことです。
内容は幼稚園くらいの年齢から理解できるお話しで、4月から次の年の3月までの子供の成長、発達に合わせて、理解しやすい話から、順々に並んでいます。

グリム兄弟, 佐々 梨代子, 野村 ひろし
この本は、小さくて手頃なので、子供に読んであげるのにとても便利です。内容は、小さな子にもわかる話から、大人が読んでも楽しいお話まで入っているので、小さな子供に読んであげるときは、子供の様子を見て選んであげた方がよいかもしれません。
azazは「雪白とばら紅」がお気に入り。
私も、このお母さんは尊敬してしまいます。
「子供と家庭のメルヘン」の中から60ほど選んだのが、このシリーズです。話は、子どもたちが喜んで聞いてくれたものを基準にして、選びました。日本語はできるだけ聞きやすく、分かりやすいものにしました。けれども、内容は原書のままです。「はじめに」より)

松岡 享子
この本は、アジアの子供達が同じ本を共に読むことによって、お互いにもっとよく知り合おうという目的で作られました。
私もこの本で初めてアジアの昔話を読みました。
「五つのだんご」は子供たちが大好きです。私も読んであげるとき、吹き出してしまって読むのに苦労しました。

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