やんちゃなコーギー

今日の散歩中、いつもショーティーくんが、必ずマーキングするお気に入りの電柱があるのですが、そこでショーティーくんよりもスラリと足の長い黒い犬がマーキングしていました。
ショーティーくん、それを見るやいなや猛ダッシュ!
でも、ママがリードを持っていたので、足がむなしくカリカリとアスファルトをけずる・・・。

黒い犬がいなくなって、ショーティーくんが電柱のところに着くと、クンクンとにおいをかぎ、短い足を思いきりふんばって、高いところにマーキングしようとがんばっていました。
かわいそうなショーティーくん、足の長さが違うんだから、それはムリというものよ・・・。

帰ってきてから、ショーティーくんが気持ちよさそうにお昼寝をしていると、外で突然、犬の吠え声が・・・。
ショーティーくん、まったく動かずに、声だけ「ウ~、ワンワン」と吠えて、そのまま寝続けました。
大物と言うべきか、怠慢というべきか?
ママはあきれ顔・・・。


shorty:どうです?この足の上げっぷり。
    これだったら、高いところにも届くですよ。

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やんちゃなコーギー

家では、パパがいちばん好きでたまらないショーティーくんですが、一歩外に出ると、女性が大好き。
女子高生に囲まれ「かわい~い」とか言われて、思わずニパッとしてご満悦。

ある日の散歩中、八百屋さんの前を通り過ぎるとき、そこで中腰になって選んでいるおばさんのお尻をすかさずチェック!!
鼻でツンツンしてにおいをかいだ。
おばさん「ヒェ!」
ママは「ごめんなさ~い!!」
おばさんは、お尻をつついた者の正体を知って、「ああ、あんたかい。いいよ、いいよ。」と言ってくれた。
ママは冷や汗もんでした。
ショーティーときたら、涼しい顔して、ルンルンでママを従えて、散歩を続けました。
ママは「もう、ショーティーとはつきあってらんない-!」と叫びましたとさ。

家族で大切な用事ができてしまい、ショーティーをどうしても連れて行けなかったので、動物病院にあずけることにしました。
当日の朝、パパとazazで病院に連れて行きました。
2人はあずけるとき、ショーティーが泣き叫ぶのではないか、と心配でした。
かわいそうだけど、ちょっとのガマンだよ、と言いつつ・・・。
覚悟して行ったところ・・・
美人の先生が「ショーティーちゃん」と呼んだら、ごきげんで先生の後についていきました。
一度も振り返らずドアは閉まりました。
「ショーティーくん、君はいったい・・・」
パパとazazは拍子抜けで帰ってまいりました。
後日談:3日目くらいにストレスで頭がかゆくなって、ちょっと禿げてしまいましたとさ。やっぱり淋しかったみたい・・・。


shorty:ぼくちんが女好きだって?
    鼻が長いだけで、鼻の下は長くしないですよ。
    まったく、ママったら・・・。

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日本の昔話1~5

小沢 俊夫, 赤羽 末吉

日本の昔話を、子供と一緒にもう一度、いろいろ読んでみたいと思っていました。
この本は、[画 赤羽 末吉]となっていたので、興味を持ち、見てみたら、やはりとても味のある絵で、カラーのところは特にきれいで、話の雰囲気に合わせて、はっきりした色あい、やわらかい色あいで楽しめますし、日本情緒たっぷりという感じです。
この本の中に「豆と炭とわらの旅」というお話がありますが、グリムにも「わらとすみとそら豆」というお話があります。
そら豆に黒いすじが、なぜ入っているかという話です。
日本の昔話とグリムの昔話に同じ話があるということを知りました。
昔話には、いろいろなタイプのお話がありますが、「おんちょろちょろの穴のぞき」とか「馬の尻に札」などは、まるで落語のような感じのおかしさがあります。
特に「馬の尻に札」は子供たちにも大受けで、大笑いしていました。
ほんっとにおかしいですよ。
きっと思わず吹き出してしまうでしょう。
昔の人のこんなユーモアっていいですね。

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azazに初めて昔話を読んであげるとき、絵もなくテレビのように映像もないので、楽しんでくれるだろうか?と思いましたが、喜んでくれました。
最初に読んだのはグリムの「おいしいおかゆ」というお話でした。
次の3冊は、声に出して読んであげやすい本です。

齋藤 チヨ
この本は齋藤チヨさんという幼稚園の園長先生が、幼稚園で子供たちに何年も話した昔話であり、「この話だけは、子供が小さいうちに、ぜひ聞かせておきたい」と選んだお話しを載せている、とのことです。
内容は幼稚園くらいの年齢から理解できるお話しで、4月から次の年の3月までの子供の成長、発達に合わせて、理解しやすい話から、順々に並んでいます。

グリム兄弟, 佐々 梨代子, 野村 ひろし
この本は、小さくて手頃なので、子供に読んであげるのにとても便利です。内容は、小さな子にもわかる話から、大人が読んでも楽しいお話まで入っているので、小さな子供に読んであげるときは、子供の様子を見て選んであげた方がよいかもしれません。
azazは「雪白とばら紅」がお気に入り。
私も、このお母さんは尊敬してしまいます。
「子供と家庭のメルヘン」の中から60ほど選んだのが、このシリーズです。話は、子どもたちが喜んで聞いてくれたものを基準にして、選びました。日本語はできるだけ聞きやすく、分かりやすいものにしました。けれども、内容は原書のままです。「はじめに」より)

松岡 享子
この本は、アジアの子供達が同じ本を共に読むことによって、お互いにもっとよく知り合おうという目的で作られました。
私もこの本で初めてアジアの昔話を読みました。
「五つのだんご」は子供たちが大好きです。私も読んであげるとき、吹き出してしまって読むのに苦労しました。

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お姉さんのazazが小さい頃は、夜寝る前に昔話を読んであげました。
本当は語ってあげた方が良いそうです。
実際、その方が良いのだろうな、と思います。どこでも話してあげられるし、テンポも子供の顔を見ながら話しかけるのだから、きっと聞き取りやすいでしょう。
ろうそくを灯して、お話しをしてあげるということも聞きました。
子供の心も落ち着くし、そんな時間を共有できたら、親子とも幸せだろうな・・・。
しかし、そのためにはお話しを覚えていなければなりません。
やってみましたが、なかなか覚えられませんでしたので、本を読んであげることにしました。
声に出して読むのは、最初はちょっと恥ずかしい気がしましたが、読んでいるうちに慣れてきて、今では平気になりました。
以前ある本で知ったのですが、「自分の子に読み聞かせるのでしたら、女優のように読めなくても大丈夫、お母さんのいつもの声で普通に読んでください。演技は必要ありません。」とのことでした。
ところが、弟のkakaにはなぜだか読んであげてません。何度か、毎晩、寝る前に読んであげようと思いつつ、実行に移せないでいます。
kakaがあまりにも昔話を知らないので、やっぱり話の種としても知らないとつまらないかも、と思ったので、今度こそ実行に移そうと心に誓うのでありました。
azazは小2の頃から岩波文庫の「金田鬼一訳 完訳グリム童話集」が大好きで、全5冊をよく読んでいます。
azazいわく、「文庫は軽くて小さくて読みやすい」そうです。

W. グリム, J. グリム, 金田 鬼一

福音館書店「イギリスとアイルランドの昔話」もお気に入りでよく読んでいました。

石井 桃子, J.D.バトン
中でも「だんなも、だんなも、大だんなさま」はおもしろかったらしく、覚えて実際にその言葉を使って笑いころげていました。
私もこの本は好きです。絵もとっても味があって魅力的です。かわいらしかったり、きれいだったり、ひょうきんだったり、恐ろしかったり・・・大好きです。
文章もとても読みやすいし、わかりやすいです。
石井桃子さんはやっぱりすごい!
最後のページの
とうざい とうざい!
おはなしは これでおしまい。
ちいさいお子さんがたは
ねるじかんです。
この文章と絵がとっても好きです。
何度見ても笑いたくなってしまいます。小さい子への愛が感じられます。

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