ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん
ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん
エルサ・ベスコフ, おのでら ゆりこ
プッテは おかあさんのたんじょうびのおくりものに ブルーベリーと
こけももをつみに もりへいきました。けれどもみつかりません。
きりかぶにこしかけて泣いていると、こびとのおじいさんのブルーベリー
もりのおうさまがあらわれました。
とてもあたたかく、夢のあるお話です。
ブルーベリーのおうさまやこけももかあさん、子どもたちは妖精でしょう
か?
全体にやわらかいきれいな色の絵です。
こけももの絵も、緑と赤がとてもきれいに映えています。
特に完熟したこけももと、まだ熟していないこけももの色がよく表れて
いて、感心してしまいます。
みんなではちみつこけももを食べるところを読むと、思わずつやつや
した、赤くておいしそうな、はちみつこけももを食べてみたくなります。
絵の四隅にも小さな絵がありますが、これもなかなかいい雰囲気です。

本がすき!&やんちゃなコーギー♪

やんちゃなコーギー


mama:今年はくるみが去年よりいっぱいなっていて、ボトボト落ちてくるね。
    家に当たって、カーンとかコーンとか鳴ってるね。
    この前の風の強い夜、カーンってすごい大きな音がしてびっくりしたね。
    ショーティーったら、びっくりして、こわがって、ワンワンうるさかった。
shorty:あの晩、パパが留守だったから、ぼくちん、みんなを守らなくっちゃって、吠えてやっつけたんですよ。
    くるみじゃありません。あれは絶対悪者だったです。
mama:・・・。くるみがいっぱいで庭がゴロゴロだね。
shorty:足裏マッサージ、去年より効果大ですね。
mama:春になったら芽が出て、くるみだらけになっちゃう。
    草取りでなくて、くるみの芽取りだわ。
    エゾリスが来て食べてくれるといいなー。
    去年は毎日来て木の上で食べていってくれたけど。
shorty:木の下にくるみのカラがいっぱいで山になってたです。


mama:秋明菊もやっと咲いてくれた。八重のはまだ咲かないけど・・・。
    ちょっぴりのんびりやさんだね。
shorty:飼い主じゃなくて、育て主に似るんですね、ママ。
mama:ン?じゃ、ショーティーは誰に似てるのよ。
shorty:パパです。
mama:ママだって飼い主なんだけど。
papa:また、何もめてるの。
    ショーティー、ママだって、いちおう飼い主なんだから・・・。
    毎日テチテチ散歩連れて行ってもらってるでしょ。
shorty:散歩といえば・・・。(話題を変えるショーティーくん)
    今日の散歩中、くるみがママの目の前に落ちてきて、あぶなかったね。
    正面から来たおじさんが、ママの災難あいそこないを見て、くるみ
    の木の下通るのをやめて、右に曲がったよ。
    ぼくちん、
    「そっちに行ったら、もっとたくさんくるみの木があるよ。
    ついでにスズメバチもパトロールしてるよ!」
    って、注意してあげたかったけど、間に合わずに行っちゃった。

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ちょうちょうのくにへ
ジビュレ・フォン オルファース, 松居 友
ちょうちょの世界が描かれています。
さなぎが、ひかりのおにいさんに、はねをプレゼントされ、ちょうちょになって
とても嬉しそうに飛んでいます。
ひかりのおにいさんが、はねをプレゼントするなんて夢がありますね。
ひかりのおにいさんの絵は、神話に出てきそうです。
さなぎやいもむしは、体型や動作が赤ちゃんぽくて、とても愛らしく、大人は
とても美人で魅力的。
全体にとてもシックな色使いで、落ち着いた雰囲気です。
ちょっぴり古風で、なつかしいような不思議な感じで、大人も好きになる
味のある絵本です。

松居 友さん訳はAmazonでは在庫切れ(2005年9月28日現在)ですが、
「ちょうちょのくに」という秦 理絵子さんの訳で平凡社より出版されている
ものなら手に入ります。
ちょうちょのくに
ちょうちょのくに
ジビュレ・フォン・オルファース, 秦 理絵子

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やんちゃなコーギー


パパを見つめる一途な目

昨日はショーティーくん、久しぶりにリードをはずしてもらい、ダッシュ
しました。
これはパパがいるときのみの楽しみです。
なぜかと言うと、パパの言うことはきくけれど、ママの言うことはきかない
場合があるので、ママは心配でリードをはずせません。

今日はパパが朝早くから仕事で出かけてしまいました。
だから、ママとテチテチ散歩です。
歩道を歩いていくと、立ててあった旗が倒れて、低い位置でゆれています。
旗を発見したとたん、ちょっとビクビクしながら、旗の様子を見つつ、
のそのそ、そばを通り過ぎたとたん、大急ぎで立ち去ろうとリードを引っぱり、
足はカリカリと地面をカラ回り。
ショーティーくん、やっぱり今日もこわがりでした。

shorty:ママがいっしょにダッシュしてくれないから、ぼくちん、必死で走って
    いるのに、前に進まなくて、つめとぎしちゃったです。
    ママはのんきですね。
    あんなパタパタという怪物が、ぼくちんを襲おうとしてたのに。
    正義の味方は、よくねらわれるんです。
    ママ、心しておいてください。

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ラッセのにわで
ラッセのにわで
エルサ ベスコフ, Elsa Beskow, 石井 登志子
(画像は「福武書店」版)
ラッセが庭でボール遊びをしていたら、くがつちゃんに会いました。
くがつちゃんは、かあさんがなつで、とうさんがあきの男の子。
ボールはまるすぐりのしげみに投げられ、あかすぐりのしげみ、くろすぐりの
しげみ、まめばたけのかかし、りんごの木、プラムの木、いちご畑、なしの木
キャベツ、はなばたけと投げられ、ラッセとくがつちゃんは、みんなと話したり
遊んだりしながら、楽しくボールを追いかけます。
そしてラッセがボールを受け止めたとき、みんなの姿が見えなくなって
しまいます。
ラッセがにぎやかで楽しいときを過ごしたあと、急に一人ぼっちになって
しまい、泣き出しそうになったときに、りんごふじんのやさしさにふれて、
本を読んでいる子も、温かい気持ちになって、ホッとするでしょうね。
ペスコフの絵、子どもたちはイキイキ、りんごふじんはやさしそう、まるすぐり
はかわいくて、あかすぐりはきれい。
こんなすてきな庭、欲しいな。

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