ウルスリのすず
ゼリーナ・ヘンツ アロワ・カリジェ 大塚 勇三 岩波書店
山の中の小さな貧しい村に住んでいる男の子ウルスリ。
あしたは鈴行列のおまつりです。
ウルスリは、大きな鈴を持って先頭を歩きたかったのですが、借りられたのは小さな鈴でした。
しょんぼりしながら考えていたら、山の夏小屋に大きな鈴があったのを思いだしました。
ウルスリは、さっそく行動に移します。
元気に出かけたものの、山の中の雪は溶けかかっていて、足がすっぽり埋まってしまいます。
泣きたい気持ちになってきて、山小屋にもし鈴がなかったらと思い始めます。
ウルスリはその晩帰りませんでした。
おとうさんとおかさんは、ウルスリをとっても愛していたので、心配で眠れませんでした。
でも、ウルスリが帰ってきた時、叱ったりしないで、暖かく迎えます。
そして最後のところで美味しいものを食べながら、ウルスリが詳しく話すのを聞きます。
お父さんとお母さんは、うれしそうに顔を見合わせて。
ウルスリもがんばったけど、おとうさんとおかあさんの愛はすごいな。
二人が、受け入れてくれるから、ウルスリは、とっても幸せ。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません